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福井梅について

福井梅について

『福井梅』には、3つの品種があります。
紅映(べにさし)・・・梅酒や梅干しなどいろんな加工に対応します。(福井梅の主力品種です)
【特徴】
  • 果皮は薄く、濃緑色で光沢が強い
  • 太陽に当たる面が紅色になる特徴がある。
  • 果実は22g程度の中玉で、種は小さく、果実の割合が多い。
  • 漬け梅加工した場合、着色・肉質ともに優秀。
  • 梅干し・梅酒のいずれにも適している。
剣先(けんさき)・・・主に梅酒に適しています。  
【特徴】
  • 果実の形が楕円形なのが特徴
  • 果皮は緑色で陽光面も着色しない。
  • 種子は極めて小さく、果肉の割合が高い。
  • 梅酒専用の種類。
新平太夫(しんへいだゆう)・・・梅干し専用の種類で、生理障害の少ない品種です。
【特徴】
  • 果実は18gと小玉だが、果実の割合は紅サシとほぼ同程度。
  • 加工しても果皮が破れにくく、扱いやすい
  • 梅干し専用の種類。

エコファーマー認定

エコファーマー認定  福井梅の販売情勢につきましては、梅の主産地の和歌山県が中心となっている現状で厳しい市場展開となっております。この中で、消費者から求められる「安全・安心」な豊作物を生産する為に、減農薬・減化学肥料・土作りに取り組む『エコファーマー』の認定を取得し、全生産者が福井梅のブランド力向上に努めています。 
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福井梅の歴史

 福井梅の発祥は、江戸時代の天保(1830〜44年)三方町の伊良積(いらづみ・旧西田村伊良積)の平太夫(へいだゆう)と助太夫(すけだゆう)という家の庭に実梅が植えられていたことに始まります。この梅の木は、屋号から「平太夫梅」「助太夫梅」と呼ばれていました。平太夫梅の古木は、福井梅の起こりを物語る重要な遺産です。その後、先人たちの努力によって明治時代にこの地のあった品種改良が行われ「平太夫梅」と「助太夫梅」を交配して生まれたのが、今の「紅映(べにさし)」です。

 戦時中は、梅干しは保存食・軍事物資として保護されていましたが、その後は社会情勢の変化の中で盛衰を繰り返しながら発展してきました。特に、昭和37年に酒造法が改正され、梅酒が一般家庭で造られるようになると、梅の果実が「青ダイヤ」と呼ばれて消費が伸びました。そこで、福井県での梅の生産意欲も高まり、昭和39年には梅を基幹作物とした第一次農業構造改善事業が導入され、大規模で近代的な梅園が造成されました。

 また、昭和56年頃からは自然食品や健康食品ブームによって梅干しの需要が伸び、福井梅は果肉が厚く、高品質であることから、市場で高い評価を受けました。福井県は昭和56年度より嶺南地域と越前海岸一帯を「福井うめの里」として位置づけ、園地造成と農道整備などの生産基盤の充実を図ってきました。その結果、平成12年度には、栽培面積518ヘクタール(全国第9位)、生産量2,150トン(全国第7位)になり、日本海側最大の産地となっています。
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小浜市の梅の歴史

 第二次大戦中に阿納の板谷市之さんが旧西田村から「紅映(べにさし)」の苗を分けてもらい植栽したのが、小浜市での梅栽培の始まりです。その後、昭和40年代前半に、市単事業により約10ヘクタールが植栽され、昭和58年から平成2年にかけて国庫事業などで「うめの里づくり」として約30ヘクタールの梅園が造成されました。
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